わかりやすい格安SIM入門

最近乗り換えた私がおすすめする格安SIM5選!

2020/5/27

最近乗り換えた私がおすすめする格安SIM5選

大手キャリアのdocomoから格安SIMのmineoに乗り換えた私が、格安SIMデビューにふさわしいと思う5つのブランドを紹介します。

おすすめ格安SIMの機能比較表(音声通話プラン)

私がおすすめする格安SIMの機能・サービスをまとめました。ここでは、大手キャリア(docomo,au,SoftBank)から乗り換えるスタンダードなプランとして、「音声通話プラン」についてのデータを紹介します。
(音声通話プランとは、ネット、ショートメッセージ、音声電話の全てができるプラン。大手キャリアから普通に乗り換えるのであれば、この音声通話プランです。)

楽天モバイル IIJ mio mineo LINEモバイル UQ mobile
通信回線 docomo
au
docomo
au
docomo
au
SoftBank
docomo
SoftBank
au
定額プラン数 10 3 6 9 2
低容量プラン 0MB
(低速通信のみ)
なし 500MB 500MB なし
大容量プラン 20GB
24GB
30GB
なし 20GB
30GB
なし 10GB
データシェア あり(docomo回線のみ) あり あり あり なし
データ繰越 あり あり あり あり あり
通話かけ放題 10分かけ放題 3分+家族30分かけ放題
or
10分+家族30分かけ放題
10分かけ放題 10分かけ放題 国内かけ放題
or
10分かけ放題
or
60分通話無料
高速/低速
切替
あり あり あり なし あり
カウント
フリー
なし なし LaLa Call
(通話アプリ)
LINE
Twitter
Facebook
Instagram
LINE MUSIC
なし

表示は税抜料金

データシェア

家族みんなで、または1人で複数台の端末を使うときに、余ったデータを分けあえるサービスです。スマホや端末ごとに申し込むより、いくらか割安になります。

データ繰り越し

使い切れなかったデータ量を翌月に繰り越せるサービスです。無駄なくデータ量を使うことのできる便利なサービスで、格安SIMの多くが無料で提供しています。

通話かけ放題

通話定額オプションです。「10分かけ放題で850円」などが標準的です。他にも「5分かけ放題」「家族は30分かけ放題」など、さまざまなタイプがあります。友達との通話はLINEの無料通話ばかり使っているような場合は、通常の音声通話とは異なるため、申し込む必要性が低くなります。

高速/低速切り替え

高速通信と低速通信を切り替えることができると、高速データ通信量を節約できます。切り替えスイッチがあれば、スマホをあまり使わない時に低速通信モードにしておけます。

カウントフリー

カウントフリーは、「特定のアプリによる通信量をカウントしない」という機能です。対象のアプリのデータ利用量は使った容量に入らず、使い放題となります。よく利用するアプリがある場合にお得です。

上記の5ブランドについて、それぞれどのような格安SIMなのかを見ていきましょう。

楽天モバイル

楽天モバイル2020年4月8日より楽天回線を用いた携帯キャリアサービスを本格開始しました。それに伴い、ドコモ回線・au回線を用いたサービスの新規受付は終了しています。料金プランには「組み合わせプラン」と「スーパーホーダイプラン」があります。

組み合わせプランは、通常の容量別プランです。高速通信が使えない「ベーシックプラン」、20GB、30GBの大容量プランの設定もあります。

組み合わせプランはかけ放題がつかない、最低利用期間1年間のプランであるのに対し、スーパーホーダイプランは10分かけ放題が付いていて、最低利用期間を1年~3年から選べるようになっています。

楽天モバイル「組み合わせプラン」音声プランの月額料金

ベーシックプラン(低速通信のみ・200kbps) 1,250円
3.1GBプラン 1,600円
5GBプラン 2,150円
10GBプラン 2,960円
20GBプラン 4,750円
30GBプラン 6,150円

表示は税抜料金

スーパーホーダイプランは、通話SIMだけのプランです。以下は、最初の2年間の月額料金です。

楽天モバイル「スーパーホーダイプラン」の月額料金

1年契約 2年契約 3年契約
プランS 2GB 2,480円 1,980円 1,480円
プランM 6GB 3,480円 2,980円 2,480円
プランL 14GB 5,480円 4,980円 4,480円
プランLL 24GB 6,480円 5,980円 5,480円

表示は税抜料金

スーパーホーダイプランには、以下の特徴があります。

  • 最大1Mbpsが使い放題
  • 10分かけ放題がついている
  • 最初に選ぶ契約期間によって月額料金が変わる
  • 3年目からは料金が高くなる

契約期間は、「1年間」「2年間」「3年間」の3種類。データ容量は、2GB~24GBの4段階から選べます。契約期間を何年にするかで、支払う料金には大きな差がつきます。楽天モバイルをずっと利用できるのなら、なるべく長期契約する方がお得です。

他の格安SIMでは800円ほどのオプションとなっていることが多い「通話10分かけ放題」が含まれているため、通話をする人にとってはかなりお得です。3年目からは料金がアップし、1年契約ではそれぞれ500円、2年契約では1,000円、3年契約では1,500円プラスになります。

2018年のトップシェアブランド

2018年の複数の格安SIMユーザー調査で「シェアNO.1」となっている格安SIMです。楽天スーパーポイントの優遇もあるので、楽天市場などをよく利用する場合におすすめしたいブランドです。

スマホセットの種類も豊富

スマホセットのラインナップは今回紹介する中では最多です。また、通話オプション、サポートメニューも充実している他、格安SIMでは珍しく口座振替による支払いにも対応しています。選んで間違いのないブランドです。

楽天モバイル

IIJmio(アイアイジェイ ミオ)

IIJmioはdocomo回線とau回線を選択できます。音声通話プランの月額料金はdocomo、au同額です。プランは3種類だけとシンプルです。

IIJmio音声プランの月額料金

ミニマムスタートプラン 3GB 1,600円
ライトスタートプラン 6GB 2,220円
ファミリーシェアプラン 10GB 3,260円

表示は税抜料金

信頼性が非常に高いブランド

IIJmioは、一般的にはあまり知名度のない会社かもしれません。しかし、信頼性と安心感はMVNOトップクラスです。格安SIMの老舗であり、通信障害が少なく、安定した通信速度を誇ります。また、業界内での情報共有イベントを催したり、情報開示を積極的に行ったりという運営姿勢が評価されています。

安定した通信品質

技術力の高い会社であり、通信品質も1日を通して比較的速いと好評です。安さというより、品質を重視したい人におすすめのMVNOです。利用者調査ではトップこそとらないものの、常に上位にいます。選べるプランが3プランと少ないことがちょっと残念ですが、自分に合うデータ容量プランがあれば検討してみてください。

IIJmio(アイアイジェイ ミオ)

mineo(マイネオ)

mineoは、docomo・au・SoftBankすべての回線に対応しているトリプルキャリアです。デュアルタイプ(音声プラン)の月額料金は以下のようになっています。

mineoデュアルプラン(音声通話プラン)の月額料金

Dプラン(docomo) Aプラン(au) Sプラン(SoftBank)
500MB 1,400円 1,310円 1,750円
3GB 1,600円 1,510円 1,950円
6GB 2,280円 2,190円 2,630円
10GB 3,220円 3,130円 3,570円
20GB 4,680円 4,590円 5,030円
30GB 6,600円 6,510円 6,950円

表示は税抜料金

ユーザー視点の会社であり、顧客総合満足度調査で第1位

mineoの特徴は、ユーザー視点に立つ会社であるということ。顧客総合満足度の調査で第1位を記録しています。mineoにはユーザーのコミュニティサイトがあり、たいへん活発です。サイトでの意見から改善が加えられたサービスもあります。コスパも良く、通信速度もそこそこ早いです。私自身も、キャリアからの乗り換え先にmineoを選びました。

フリータンクで1GBもらえる

mineoユーザー全体でパケットを分けあえる「フリータンク」という仕組みがあります。使い切れなかった分のパケットを寄付したり、パケットが足りなくなった月にもらったりできます。

また、最低利用期間の縛りがないこともmineoのメリットです。MVNOの中でも、最低利用期間を設けていないのは珍しい会社と言えます。

mineo(マイネオ)

LINEモバイル

LINEモバイルは、docomo回線とSoftBank回線に対応した格安SIMです。「LINE」「Twitter」「Facebook」「Instagram」「LINE MUSIC」をデータ消費なしに使うことのできるプランがあります。

LINEモバイル音声通話SIMの月額料金

データ量 月額料金 カウントフリー対象アプリ
LINEデータフリー 500MB 1,100円 LINE
3GB 1,480円
6GB 2,200円
12GB 3,200円
SNSデータフリー 3GB 1,760円 LINE、Twitter、Facebook
6GB 2,480円
12GB 3,480円
SNS音楽データフリー 3GB 1,960円 LINE、Twitter、Facebook、Instagram、
LINE MUSIC
5GB 2,680円
10GB 3,680円

表示は税抜料金

LINE、Instagramなどの利用に便利なカウントフリープラン

対象となるサービスであれば、どれだけ利用してもデータ通信量を消費しない(カウントをしない)プランがLINEモバイルの特徴です。LINEやTwitter、Instagramなど対象アプリをよく利用する人には非常に便利なプランです。なお、MUSIC+プランでは、「LINE MUSICオプション」(月額750円)の申し込みが別途必要となります。

SoftBank回線が速い

LINEモバイルは2018年3月からSoftBankの子会社となりました。「SoftBank回線は格安スマホ最速にチャレンジ中」として、通信速度を競っています。実際の計測でも、本家SoftBankに迫るスピードという結果が出ています。

この他、LINE PAYでの支払いも可能・LINEコインも貯まるなど、LINEの機能を活かしたサービスも豊富です。SoftBankからの乗り換え、あるいはSNSをよく利用するといった場合に候補に挙げられる格安SIMです。

LINEモバイル

UQ mobile

auのサブブランドのUQ mobile。対応する回線はもちろんauです。「スマホプラン」は容量別に2種類の中から選ぶことができます。

UQ mobile「スマホプラン」月額料金

データ容量 月額料金 かけ放題
プランS 3GB 1,980円 国内かけ放題
or
10分以内
かけ放題
or
60分無料通話
プランR 10GB 2,980円

表示は税抜料金

かけ放題は通話量によって選べるオプションとして用意されており、国内かけ放題と10分かけ放題と60分無料通話があります。上記の「データ容量」は、いずれも高速通信ができる容量です。高速時は225Mbps、低速時は300Kbpsになります。他の格安SIMの低速時は200Kbpsが標準的なので、通信速度は低速時でも比較的速めと言えます。

通話定額のないプラン(音声通話機能付プラン)

月額料金 最大受信速度
データ高速 980円 225Mbps
データ無制限 1,980円 500kbps

表示は税抜料金

データ高速プランは、3GBまでは最大225Mbps、3GB超では低速通信になる(200Kbps)プランです。データ無制限プランは、データ容量はいくらでも使えますが、速度は500kbpsと少し遅めのプランです。ウェブサイトの閲覧はできますが、動画を見るとなると物足りない速度です。

auのサブブランドであり、通信速度が速い

UQ mobileは、CMによって認知度が高いブランドです。メインのプランに通話定額が含まれている点は、キャリアのプランに近いサービス内容と言えるでしょう。通信速度の評価が高く、通勤時間帯やランチタイムでもほぼ快適に使えるという声があります。

顧客満足度の高いブランド

「キャリアと同じように使えるのに料金は格安」と、auユーザーからの満足度がたいへん高いUQ mobile。キャンペーンも多くお得感があります。ユーザー調査では、「シェア」や「顧客満足度」で上位をマークしています。

UQ mobile

おすすめの格安SIM 5社の比較まとめ

格安SIMデビューに最適なMVNOとして、5社を選びました。いずれも、安定した会社が提供している格安SIMサービスで、利用者から好評を得ているブランドです。

おすすめ格安SIMの機能比較表(音声通話プラン)

楽天モバイル IIJ mio mineo LINEモバイル UQ mobile
通信回線 docomo
au
docomo
au
docomo
au
SoftBank
docomo
SoftBank
au
定額プラン数 10 3 6 9 2
低容量プラン 0MB
(低速通信のみ)
なし 500MB 500MB なし
大容量プラン 20GB
24GB
30GB
なし 20GB
30GB
なし 10GB
データシェア あり(docomo回線のみ) あり あり あり なし
データ繰越 あり あり あり あり あり
通話かけ放題 10分かけ放題 3分+家族30分かけ放題
or
10分+家族30分かけ放題
10分かけ放題 10分かけ放題 国内かけ放題
or
10分かけ放題
or
60分通話無料
高速/低速
切替
あり あり あり なし あり
カウント
フリー
なし なし LaLa Call
(通話アプリ)
LINE
Twitter
Facebook
Instagram
LINE MUSIC
なし

表示は税抜料金

格安SIMを提供する事業者(MVNO)は実に800社以上あると言われています。小さな会社が提供する格安SIMは、サービス終了などのリスクも少なからずありますが、今回ピックアップした会社であればまずそのような心配をする必要はありません。

MVNO 一言でまとめると…
楽天モバイル シェアNo.1!みんなが使ってる会社が安心という方におすすめ
IIJ mio 通信事業者としての安心感を重視するならコレ
mineo ユーザー目線で良心的な会社を選ぶならコレ
LINEモバイル LINEやインスタなどをよく使う方におすすめ
UQ mobile ちょっと高くても通信速度の安定性で選ぶならコレ

自分のスマホの利用状況を確認して、欲しい機能やサービスを洗い出してみてください。「安さ」「通信速度」「サポート」などのうち、優先順位が高いのはどれでしょうか。求めている機能やサービスの有無をチェックして、自分に合った会社を選んでみてください。

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