わかりやすい格安SIM入門

格安SIMを契約する時、スマホはどうやって用意すればいい?

2019/7/10

格安SIMを契約する時、スマホはどうやって用意すればいい?

スマホ料金を衝撃的な安さにする「格安SIM」。CMもひんぱんに流れていますね。だんだん興味がわいてきた、という方も増えているようです。

ではその場合、スマホはどうしますか。「格安でスマホを買うんでしょ? どういうこと?」実は、スマホをどうするかはあなた次第なのです。

SIMカードと格安SIM

通信をするためのSIMカード

SIMカードとは、スマホの中に差し込んで使う小さなICカードです。SIMカードによって、スマホはインターネットや通話ができるようになります。スマホに必須のカードですね。格安SIMは、SIMカードを使った通信サービスです。非常に安く利用できるので、こう呼ばれるようになりました。

キャリアの回線を借りてサービスを提供する格安SIM

格安SIMの会社は、自社で通信設備を持っていません。大手キャリア(docomoなど)の回線を借りて通信事業をおこなっています。設備に関わるコストの負担がない分、安価なサービスを提供できるというわけです。

SIMカードって何? – スマホに差し込むシムカードについて

大手キャリアと格安SIMの契約の違いは?

キャリアはスマホ端末+通信サービスをセット販売

今までは、大手キャリアがスマホを用意してくれました。購入するときは、セットになったスマホ端末+通信サービスを選ぶだけ。ショップではSIMカードが差し込まれた状態のスマホを渡されます。至れり尽くせりです。スマホと通信サービス(SIMカード)を切り離して買うことはできません。

キャリアでは、解約したスマホは使えなくなる

すでにセットされているので、買う方は楽ですね。でも、それだけ選ぶ余地は少なくなります。また、解約したらスマホは通信端末としては基本的に使用できません。もったいないですね、何万円もしたのに。

格安SIMは、スマホと別に自由に選べる

格安SIMでは、スマホの本体を別に買うことができます。今の端末を使い続けることもできます。格安SIMの通信サービスを契約したら、どのスマホ端末にSIMカードを差し込んで使おうか…ユーザーが選ぶ時代になったのです。

大手キャリアから格安SIMに乗り換えて、変わること・変わらないこと

スマホの調達方法は3種類 – それぞれのメリットとデメリット

格安SIMはキミに決めた!さあ、スマホも決めましょう。スマホの調達方法は、大きく分けて以下の3つです。

  • 格安SIMの会社で一緒に購入する
  • SIMフリーのスマホを自分で購入する
  • 今のスマホを使う

それぞれの場合をみてみましょう。

スマホ調達方法1:格安SIMの会社で一緒に購入する

メリット デメリット
  • 設定済みなのですぐに使用できる
  • スマホと格安SIMの対応を自分で確認する必要がない
  • 比較的安いスマホが多い
  • スマホの購入費がかかる
  • スマホの選択肢が限られる
  • iPhoneを用意している会社が少ない

届いたらすぐに使うことができる

格安SIMと一緒にスマホをそろえるのは何より安心です。セット端末として提供しているスマホから選びましょう。自分でSIMカードを差し替える手間もなく、初期設定も済ませてくれます。

スマホもキャリアと比べると安く購入できます。ただし、キャリアにあるような高スペックなラインナップは残念ながらありません。

初心者にうれしいセット購入

この方法の良いところはもう一つ。「このスマホは格安SIMに対応しているのか」を確認するわずらわしさがないということです。そう、スマホを選んだけれど、使おうと思っていた格安SIMに対応していなかった、ということもあるのです。格安SIMと合わせて買うのであれば、大丈夫ですね。

格安SIMスマホセットのメリット・デメリット

スマホ調達方法2:SIMフリーのスマホを自分で購入する

メリット デメリット
  • 選択肢が多く、予算に合うスマホを探しやすい
  • 動作確認済みであれば、どの格安SIMでも使える
  • (格安SIMと一緒に買うと)初期設定の必要がない場合もある
  • スマホの購入費がかかる
  • スマホと格安SIMの対応を自分で確認する必要がある
  • 自分で初期設定をしなければならない
  • サポートが手薄

SIMフリーとは?

「SIMフリー」と銘打ったスマホがあります。ネットショップで探すとたくさん出てきます。家電量販店でも見かけるようになりました。格安SIMとセットで買える場合もあります。

フリーとつくように、SIMカードが自由に使えます。もともと、キャリアのスマホは他の会社で使えないように制限がかけられているので(SIMロックといいます)、この制限がないものを選ばなくては格安SIMは使えません。

何にでも使えるわけではないので注意

では、SIMフリーであればどの格安SIMでもOKなのでしょうか。実は、そうとも言いきれません。周波数が対応しているかなどの技術上の問題があります。これは、格安SIMの会社で対応できる端末を調べてみるのが一番いいでしょう。動作確認一覧というタイトルで公式サイトに載っています。

スマホ調達方法3:今のスマホを使う

メリット デメリット
  • スマホの購入費がかからない
  • 今のスマホを長く使える
  • スマホと格安SIMの対応を自分で確認する必要がある
  • 自分で初期設定をしなければならない
  • 格安SIMの選択肢が限定される
  • SIMロック解除が必要となる場合がある

格安SIMにするメリットのひとつ

格安SIMを使うにあたってのメリットのひとつに、「今のスマホをずっと使い続けることができる」というものがあります。スマホに愛着を持っている方はうれしいことでしょう。しかし今のところ、ちょっと課題があるようです。

キャリアによって乗り換えやすさが違う

格安SIM各社が借りているネットワーク回線は、現在docomoの回線がほとんどです。そしてdocomo回線を使う格安SIMは、ほぼdocomoのスマホで使えます。乗り換えも楽ですね。

auは、au回線の格安SIMでもそのままでは対応できない場合があります。SoftBankは、SoftBank回線を使った格安SIMサービスが始まったばかりです。選べる会社が少ない上、制限もあります。

SIMロック解除をすれば乗り換えができる

「今のスマホはそのまま使えないのか」…そんなにがっかりしないで。他にも方法があります。SIMロックを解除して、SIMを差し替えられる状態にできるのです。キャリア・機種・発売時期などによって対応できるかどうかの条件があるので、ぜひチェックしてみてください。

今のスマホをSIMロック解除して、大手キャリアから格安SIMに乗り換える手順

まとめ

格安SIMの豊富な契約プランから、自分の使い方に合うものをじっくり選んで、スマホ端末もあれこれ悩んで…。アラカルトのメニューを注文しているみたいですね。自分で調べて選ぶのは確かに大変かもしれません。でも、キャリアのお仕着せでないスマホを手に入れた時の満足感はひとしおだと思いますよ!

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