DMM mobile(ディーエムエム モバイル)は、2019年9月1日よりサービス提供事業者が、楽天モバイル株式会社に変更となりました。それに伴い、サービスの新規受付は終了しています。
10種類のわかりやすい料金プランは、いずれも業界最安値クラス。サービスも、通信容量の繰り越し、通信量を減らさず高速通信できるバースト機能、高速通信容量のON/OFFの切り替えなどが可能です。
電話に関しても、通話料を半額にできる「DMMトーク」「10分かけ放題」等、快適にスマホを使うためのサービスがそろっています。さすが「格安SIMカードサービス顧客満足度No.1」を獲得したブランドと言えるでしょう。
目次
DMM mobileの特徴
- 月額料金は全プラン業界最安値クラス
- データ容量を選べるプランは10種類
- プラン変更もOK。無料でカンタン
- 低速通信時も快適に使える「バースト機能」
- 「通話料半額」「10分かけ放題」の通話サービス
- 誰とでもデータを分けあえる「シェアコース」
- 格安SIMカードサービス・顧客満足度No.1を獲得
DMM mobileの料金プラン
DMM mobileの料金プランは容量ごとの10種類。わかりやすいプランです。
高速データ通信容量 | データSIM | 通話SIM | |
---|---|---|---|
ライト | - | 440円 | 1,140円 |
高速データ通信 | 1GB | 480円 | 1,260円 |
2GB | 770円 | 1,380円 | |
3GB | 850円 | 1,500円 | |
5GB | 1,210円 | 1,910円 | |
7GB | 1,860円 | 2,560円 | |
8GB | 1,980円 | 2,680円 | |
10GB | 2,190円 | 2,890円 | |
15GB | 3,280円 | 3,980円 | |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
表示は税抜料金
月額料金は全プラン業界最安値クラス
「業界最安値に挑戦します」と宣言している格安SIMサービス、DMM mobile。そのポリシーが反映された月額料金を見てみましょう。
最安のプランは、高速データ通信を使用しない格安プラン。月々、税抜440円で利用できます。ワンコインでスマホが持てるのですね。他のプランについても、業界最安値を目指すと言うだけの安さを実現しています。
他社が1円でも高くなったら、それよりも価格を下げるというスタイルのDMM mobile。格安SIMを選ぶ理由のひとつに「料金を安くする」という要素があるかと思いますが、果敢に安さNO.1を目指しているのはユーザーにとって喜ばしいことでしょう。
ただし、DMM mobileは月額料金を安くするキャンペーンをそれほど実施しません。割引キャンペーンをひんぱんに行う他社よりも割高になるケースもあります。比較するときは注意してください。
データ容量を選べるプランは10種類
プランは、ライトプランから大容量20GBまで全10種類。ライトプランとは、「速度は気にしないからとにかく安くスマホを持ちたい」という方向けのプランです。1GBプランは、外出先でスマホを使う機会があまりない方、Wi-Fiを使ってスマホを使うことが多い方にはよいかもしれません。一方で、20GBといった大容量のプランもあります。
プランの作りはいたってシンプルで好感が持てます。スマホの料金表は複雑になりがちなので、ややこしい条件がないのは大歓迎です。プランを選ぶときも助かります。
通信容量の繰り越しができる
利用できる高速通信の容量でプランを決めますが、毎月のデータ容量が余ってしまった場合は翌月に繰り越すことができます。無駄なくデータ容量を使えるのはうれしいですね。後で述べますが、繰り越しのサービスを利用して上手に節約をすることも可能です。
プラン変更もOK。無料でカンタン
プランが細かく用意されているDMM mobile。プラン変更もDMMのサイトから簡単に行えます。変えたくなった時に、自分で変更できるのはとても手軽。最初にどのくらいのプランが合っているのかよくわからなくても、後で変更すればいいのです。
データ残量が多い時、翌月のプランを小さくする節約も
先ほど紹介した通信容量繰越サービスを合わせて、ちょっとした裏技も使えます。データがたくさん残ってしまったときは、翌月のプランをワンランク下に変更しましょう。実際に、データの残量に応じて翌月のプランをこまめに変更している方は多いそう。簡単に自分でプラン変更ができるからこその節約技ですね。
1GBプラン、2GBプラン、3GBプラン…と小刻みにプランが設定されていることも、フットワークの良いプラン変更を後押ししています。
低速通信時も快適に使える「バースト機能」
DMM mobileには、とても便利な「バースト機能」もあります。バースト機能とは、低速の通信中でもはじめだけ高速通信で読み込むという機能です。それでは、どのように便利なのでしょうか。
たとえばWebのページを開く時。はじめの数秒間でページを読み込むことができれば、待たされる時間も少なくなります。読み込みさえ終われば、後はのんびり読んで楽しめます。LINEやメールの受信なども、最初の数秒間ですばやく通信してくれることでしょう。
月間のデータ容量を使い切ってしまうと、いつも低速通信しか使えなくなります。でも、この機能があるとはじめの一瞬だけ高速通信してくれるので便利です。特に月1GBや月2GBプランではデータ容量を使い切ってしまう可能性が高いので、バースト機能の恩恵を実感できるかもしれません。
高速通信のON/OFFを切り替えられる
DMM mobileは、高速通信と低速通信を自由に切り替えることができます。やり方は、専用のアプリから自分でON/OFFを選ぶだけ。低速通信で十分なアプリの時やスマホを使っていない時は、OFFにして通信量を節約しましょう。
低速通信でも利用できるアプリとしては、LINEのメッセージのやりとりやメールの送受信、テキストがメインのWebページの閲覧などがあります。「これから動画を見よう」というときなどは、ONに切り替えて使ってください。
データ容量のチャージもかなりの安さ
便利な利用管理アプリを使いこなそう
専用アプリでは、ほかにも「データ残量の確認」「追加チャージ購入」「請求内容の確認」などが行えます。
データ容量の追加は、100MBから対応しています。チャージ料金は他社と比べて安い方です。
- 100MB … 200円
- 500MB … 600円
- 1000MB … 1,100円
- 繰越なしの1000MB … 480円
表示は税抜料金
参考までに、追加チャージサービスがある他社の料金もご紹介します。
- 楽天モバイル 追加チャージ 100MB:300円
- mineo(マイネオ) 追加チャージ 100MB:150円
- BIGLOBEモバイル ボリュームチャージ 100MB:300円
1000MB(約1GB)で480円。格安の「繰り越しできないチャージ」
注目したいのは、繰り越しのできないチャージがあること。繰り越せないのはもちろんデメリットですが、1000MB(約1GB)で480円という価格に驚きます。100MBでは48円ということですね。他社の100MBのチャージ料金と比較すると、その安さがはっきりすることでしょう。
「通話料半額」「10分かけ放題」の通話サービス
通話料金が半額になる「DMMトーク」
通常、20円/30秒の電話料金。「DMMトーク」アプリを利用すると通話料金が半額になります。基本使用料金は無料。使い方は、アプリをダウンロードしてそこから電話をかけるだけです。
IP電話と違い、通常の電話回線を利用するので音質が悪くなりません。電話番号もそのままで使えます。
「10分かけ放題」オプションも
かけ放題にも対応しています。月額850円の「10分かけ放題」オプションを申し込むと、10分以内の通話なら回数に制限なくかけ放題。電話をよくかける方には、「10分かけ放題」はおすすめです。
誰とでもデータを分けあえる「シェアコース」
SIMカード1枚の「シングルコース」・最大3枚までの「シェアコース」
個人でSIMを申し込む場合の「シングルコース」に対して、3枚まで格安SIMを使える「シェアコース」が用意されています。申し込んだ通信量を、2人・3人で分け合って使えるコースです。
この料金設定はプランによって違います。
- 1GB~7GBのプランの場合 … 1枚追加するごとに月額料金300円がプラス
- 8GB以上のプランの場合 … 追加の料金は無料
通話SIMを追加する場合は、1枚につき月額料金約700円程度が追加されます。(データ容量によって異なります)
誰とでもデータを分け合えるので、家族と、恋人と、友達とシェアしてお得に使うことができます。たとえば、お父さん・お母さん・お子さんの3人でシェアコース10GBに申し込んだ場合、こんな風にシェアできます。
- 「メールと電話をするくらい」のお父さんは2GB
- 「料理サイトをよくチェックする」お母さんは3GB
- 「動画や音楽をたくさん視聴したい」お子さんは5GB
公式サイトでは、簡単料金シミュレーションもあります。シェアコースが使えそう、という方は試してみてはいかがでしょう。
格安SIMカードサービス・顧客満足度No.1を獲得
DMM mobileは、2017年格安SIMカードサービス顧客満足度No. 1を受賞しています。これは、J.D. パワー社による2017年格安スマートフォン/格安SIMカードサービス顧客満足度調査によるものです。
「業界でも最安値クラスの料金」「比較的速い通信速度」「使いやすいサービス」などが評価されています。総合的に見ても評価の高い格安SIMであり、信頼できるブランドだと言えるでしょう。
ただし、最近はプランやサービスの動きに目立ったものがありません。安心できるブランドなのは確かですが、DMM.comが様々な事業を推進しているという強みを活かした、新しいサービスが登場しても良いかもしれませんね。
まとめ
DMM mobileは、「全プランで業界最安値に挑戦する」と宣言し、実際に企業努力を続けているブランドです。docomo回線を利用する格安SIMで、料金プランはわかりやすい上、プラン変更も簡単。良心的なサービスを続けています。
便利なサービスも多彩です。低速通信の時でも最初のうちは高速で読み込みをしてくれる「バースト機能」や「通信量の翌月繰り越し」、「高速通信と低速通信の切り替え」など、スマホを無駄なく使うための工夫がそろっています。
通話についても、無料で使えて通話料金が半額になる「DMMトーク」のほか「10分かけ放題」のオプションがあります。また、「シェアコース」を選ぶと、通信容量を3人まで分け合うことができます。家族や友達で利用する場合にも便利です。
格安SIMカードサービス・顧客満足度No.1を獲得するだけあって、信頼性の高いブランドです。新規のサービスが聞こえてこないのが少々さびしいので、新たな戦略を打ち出してくれることに期待しています。