nuroモバイルは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の格安SIM。提供している通信回線は、docomo系、au系、SoftBank系の3種類から選べます。料金プランは、2018年10月1日に改定され、新プランでは月額料金が比較的安く設定されています。
nuroモバイルの料金プラン
nuroモバイルのプランは4つの容量別プランがあります。回線はdocomo回線、au回線、SoftBank回線から選びます。docomo、au、SoftBankから乗り換えるなら、SIMロックのかかっているスマホでも利用可能です。
docomo回線とau回線ではSIMの種類は「データ専用」「データ+SMS」「音声通話付き」の3つ、容量は4プランのなかから選べます。
docomo回線の月額料金
データ専用 | データ+SMS | 音声通話付き | |
---|---|---|---|
お試しプラン(0.2GB) | 300円 | 450円 | 1,000円 |
Sプラン(2GB) | 700円 | 850円 | 1,400円 |
Mプラン(7GB) | 1,500円 | 1,650円 | 2,200円 |
Lプラン(13GB) | 2,700円 | 2,850円 | 3,400円 |
表示は税抜き料金
au回線の月額料金
データ専用 | データ+SMS | 音声通話付き | |
---|---|---|---|
お試しプラン(0.2GB) | 500円 | 650円 | 1,200円 |
Sプラン(2GB) | 780円 | 930円 | 1,480円 |
Mプラン(7GB) | 2,100円 | 2,250円 | 2,800円 |
Lプラン(13GB) | 2,980円 | 3,130円 | 3,680円 |
表示は税抜き料金
SoftBank回線にはデータ専用SIMと音声通話付きSIMの2種類しかなく、データSIMにSMS機能をつけることができません。
SoftBank回線の月額料金
データ専用 | データ+SMS | 音声通話付き | |
---|---|---|---|
お試しプラン(0.2GB) | 500円 | なし | 1,200円 |
Sプラン(2GB) | 980円 | なし | 1,680円 |
Mプラン(7GB) | 2,300円 | なし | 3,000円 |
Lプラン(13GB) | 2,980円 | なし | 3,680円 |
表示は税抜き料金
3回線とも「お試しプラン」が用意されています。このプランには最低利用期間がなく、解約時に解約金もかかりません。nuroモバイルの使い心地を気軽に試せます。
月額料金が無料の0 SIM(ゼロシム)プランもある【現在は終了】
nuroモバイルには、月間のデータ通信量が500MB未満なら通信料金がかからない「0 SIM(ゼロシム)」プランがあります。SIMの種類は、普通のプランと同じく「データ専用」「データ+SMS」「音声通話付き」の3つから選べます。
注意しなくてはならないのは、月額0円になるのは0 SIMのデータ専用プランだけということ。データ+SMSになると150円、データ+音声では700円からのスタートです。
0 SIMの月額料金(docomo回線のみ)
データ専用 | データ+SMS | 音声通話付き | |
---|---|---|---|
0~499MB | 0円 | 150円 | 700円 |
500~5120MB | 100~1,600円 | 250~1,750円 | 800~2,300円 |
表示は税抜き料金
500MB未満しか使わなければ無料ですが、それ以上は100MBごとに100円がプラスされていきます。2GB(=2048MB)~5GB(=5120円)までは料金が定額で、データ専用SIMの場合は1,600円。5GBを超えると、通信制限がかかってしまいます。
500MB未満、どんな使い方ならOK?
一般的な使い方では、500MB未満に抑えるのは難しいです。自宅にWi-Fi環境があって、自宅以外ではスマホを使わない人なら、大丈夫かもしれません。基本的に、2台目以降のサブ端末用の回線として使うことをオススメします。
回線の速度は平均よりも遅く、つながりにくいことも。ちなみに、「データ専用」「データ+SMS」のプランでは、3か月間全く通信しなかった場合に自動的に解約されてしまいます。
データ容量の前借りやプレゼントができる
nuroモバイルは、データ容量の翌月繰越はもちろん、「データ前借り」やデータ容量をnuroモバイルユーザー同士で分け合える「パケットギフト」といったサービスも提供しています。
追加料金なしにデータを翌月分から前借り可能!
nuroモバイルは、ほかの格安SIMにはない「データ前借り」サービスを行っています。これは、スマホを使いすぎて今月のデータ容量が残り僅かになってしまっても、翌月のデータ容量分から補充できるというもの。
前借りできる最大容量は毎月2GBまでで、10MB以上から1MB単位で前借りできます。申し込みもマイページから設定するだけでよいので簡単です。
「パケットギフト」で通信容量をプレゼントできる
自分の高速通信容量をほかのnuroモバイルユーザーにプレゼントできるサービスもあります。2GB~13GBプランのユーザー同士であれば誰でも、何度でもプレゼントできます。家族で容量を有効活用できるシステムです。
「nuroモバイルでんわ」では、電話料金を半額に
アプリ「nuroモバイルでんわ」を使うと、通常20円/30秒の電話料金が10円/30秒になります。使い方は、専用アプリをダウンロードして、そこからいつもどおり電話をするだけ。ふだんの電話料金が半額になるのはとても便利ですね。
- 通常の電話アプリ………30秒あたり20円
- nuroモバイルでんわ……30秒あたり10円
かけ放題にも対応「nuroモバイルでんわ10分かけ放題」
2017年8月1日より「nuroモバイルでんわ10分かけ放題」がスタート。それまで5分かけ放題だったサービスが一気に倍に。月額800円という安さで10分以内の電話がかけ放題となります。よく電話をする人はつけておくと安心でしょう。
リニューアル前はユニークなプランがあった
2018年10月1日のリニュアール前は、他社には見られない独自のプランがnuroモバイルの強みでした。そのなかでも特に人気があったプランが「5時間プラン」。1日のうち、5時間は高速データ通信を自由に利用できる、というものでした。
スマホを使っていないときは低速通信、使っているときは高速通信、といったように5分単位でデータ通信を高速・低速に切り替えてくれるユニークなサービス。復活してほしいという声が多ければ、5時間プランを再開するかも、とのことです。
まとめ – シンプルなプランに変わった「nuroモバイル」
以前はユニークなプランが特徴だったnuroモバイルは、2018年10月1日に料金プランをリニューアルしてからはシンプルになりました。
nuroモバイルの特徴
- シンプルでわかりやすい料金プラン
- お試しプランがあるので気軽に試せる
- データの前借りやシェアが可能
ただ、通信環境についてあまりいい噂は聞きません。あくまでも、サブ端末として利用するのが良さそうです。
データの前借りサービスは、nuroモバイルならではの機能。ただ、データチャージは他社よりも高い傾向があるので要注意です。解約金のかからないお試しプランもあるので、気軽に契約できるのもうれしいポイントです。