UQ mobileは、KDDIグループであるUQコミュニケーションズ株式会社が運営する格安SIMです。CMでもおなじみですね。auのサブブランドであり、au回線を利用する格安SIMの中では高い人気があります。
人気の秘密は、優秀な通信品質。通信速度が速く、いつでもほぼ安定してつながると定評があります。格安SIMアワードでは、通信速度部門で2年連続最優秀賞を受賞しました。
基本のプラン2種類と、データ通信+通話オプションのついたセットプランが用意されています。また、特徴のひとつとして、キャリアメール(***@uqmobile.jp)が使えるということがあります。ガラケーの相手に送信しても迷惑メールになりません。格安SIMでは他に見ないサービスです。
UQ mobileの特徴
- 通信速度が速く、基本的に安定の通信品質に定評がある
- au系なので、auのスマホをそのまま使える(一部例外あり)
- キャリアメール(***@uqmobile.jp)でガラケーとのやりとりもOK
- 節約モードで、LINEやTwitterがデータ消費0で使える
- Wi-Fi(Wi2 300 for UQ mobile)が無料で使える
- 家電批評誌でベスト・オブ・ベストを受賞
UQ mobileの料金プラン
UQ mobileの料金プランです。基本の2種類と、通話オプションが付いたセットプランがあります。
まずは、SIMカードのみ購入の基本プランです。
- データ高速プラン:月間データ容量 3GB
- データ無制限プラン
高速プランと無制限プランの速度
データ高速プラン … 月間データ容量3GBまで受信最大225Mbps(送信最大25Mbps)となります。 3GBを超えた場合は送受信最大200kbpsです。
データ無制限プラン … 月間データ容量無制限で送受信最大500kbpsとなります。
SIMカードのみ購入のプラン
プラン名 | 月間データ容量 | 月額基本料金 |
---|---|---|
データ高速プラン | 3GB/月 | 980円 |
データ無制限プラン | 無制限 | 1,980円 |
表示は税抜料金
セットプランには「スマホプラン」があります。SIMカードのみでも、スマホ端末のセットでも申し込めます。
- スマホプラン:月間データ容量 3GB/10GB + (オプション)国内かけ放題or10分かけ放題or60分無料通話
「スマホプラン」
プラン名 | 月間データ容量 | 月額基本料金 |
---|---|---|
プランS | 3GB | 1,980円 |
プランR | 10GB | 2,980円 |
表示は税抜料金
1,700円で国内かけ放題 or 700円で10分かけ放題 or 500円で60分無料通話のどれかをオプションで付けられるプランです。データ容量は3GB、10GBの2種類です。
スマホをセットで購入した場合は、この料金にスマホ代金がプラスされます。
通信速度が速い
UQ mobileの最大の強みは、通信速度の速さ。実は、格安SIM全般の不満として一番多く上がるのが「通信速度が遅いこと」です。それがUQ mobileにはほとんど当てはまりません。通信速度にこだわる方は、チェックしてみてください。
格安SIMアワードで通信速度部門・2年連続最優秀賞を受賞
株式会社イードより発表された「格安SIMアワード2016」で、2015年・2016年と連続で通信速度部門の最優秀賞を受賞しています。一番新しい2017上半期の結果も最優秀賞です。通信速度の速さはお墨付きということですね。
いつでも安定の通信品質
通信速度が全時間帯で安定していることも見逃せません。格安SIMのほとんどは、平日の昼になると速度が遅くなります。スマホを利用する人が多い時間は、回線が混雑してどうしても遅くなってしまうのです。
ところが、UQ mobileならほぼ快適に使えます。大手キャリア(docomo、au、SoftBank)に匹敵する速度が出るのは素晴らしいです。
通信速度は環境や条件で異なるものですが、様々な検証機関でUQ mobileの速さが実証されています。「どの時間帯でも高速の通信サービスを提供できている」と、ユーザーの満足度も高くなっています。
au系なので、auのスマホをそのまま使える(一部例外あり)
au系のスマホが使用可能
格安SIMの多くはdocomo系で、docomoのネットワークを利用しています。au系の格安SIMはようやく増えてきたところ。auのスマホを持っていて、そのまま格安SIMに乗り換えたいという場合は、au系であるUQ mobileが候補に上がることでしょう。
ただ、au系は少し複雑な事情があります。VoLTEという通信技術に対応している機種と、対応していない機種があることがその理由です。
2014年冬以降に発売されたVoLTE対応機種では、SIMロックを解除しないと格安SIMへの乗り換えができません。2012年から2014年冬までに発売されたauのスマホは、そのまま格安SIMを使うことができます。
また、iPhoneを使いたい場合も確認が必要です。auのiPhoneをau系格安SIMで使う場合でも、SIMロックの解除が必要になることがあります。
手元にあるスマホがそのまま使えるかどうかは、公式サイトの「動作確認端末一覧」から検索できます。一度確認しておいた方が良いかもしれません。
割引サービス「スマトク割」の適用は?【現在は終了】
なお、au系の格安SIMにも関わらず、以前はauからの乗り換えがおすすめされていませんでした。それは、「スマトク割」という割引サービスが適用されなかったからです。docomoやSoftBankからの乗り換えだと月額料金が1000円安くなるのに、auではダメとは解せない…と思ったauユーザーも多かったことでしょう。
ところが、2017年3月1日からは状況が変わりました。auおよびau系MVNOから乗り換えた場合は、キャンペーンとして「スマトク割」を適用し、さらに2年間のデータ容量も2倍になります。これで、docomo・SoftBankのユーザーと同じ料金で乗り換えができますね。
ただし、あくまでもキャンペーンということで、「終了時期は別途お知らせします」とのことです。
キャリアメール(***@uqmobile.jp)でガラケーとのやりとりもOK
キャリアメールというのは何かというと、docomoだったら「○○@docomo.ne.jp」というようなメルアドです。格安SIMでも、同じようにオリジナルのメールアドレスが作れますが、実はこれはPCメールと同じ扱いになります。
PCメールとして認識をされると何か不便なのでしょうか。実は、PCメールではサイトに登録できなかったり、ガラケーに送ったメールが迷惑フォルダに振り分けられてしまうことがあります。
月額200円でキャリアメールが作れる
UQモバイルの場合は、月200円でキャリアメールが使えます。キャリアであるauのメールと同じ扱いになり、ガラケーにメールを送ってもちゃんと届きます。今、格安SIMの中でキャリアメールを使えるのはUQ mobileのみ。貴重なサービスです。
有料のサービスであり、誰にとっても必要な機能というわけではありませんが、このサービスを待っていた人もいるのではないでしょうか。
節約モードでLINEやTwitterがデータ消費0で使える
UQ mobileのアプリで「節約モード」に切り替えることができます。これは、高速モード(高速通信)と節約モード(低速通信)を自分の好きな時に切り替えられるということです。
動画やビデオ電話など、重いデータ通信をする時は高速モードにしましょう。それ以外の時は、おおむね節約モードで良いかもしれません。節約モードでのデータ通信量は無制限。データ消費0でスマホを使えます。
日常的に使用するLINEやFacebook、Twitterなどは、テキストがメインであればだいたいいつも通り楽しめます。また、Web検索や低画質のYouTube、ネットショッピングなども可能です。
ただし、通信速度が低速なので、画像の多いリンク先などでサクサクと使えないことは覚悟しておきましょう。
Wi-Fi(Wi2 300 for UQ mobile)が無料で使える
日本全国に展開するWi-Fiアクセスポイント、Wi2 300 for UQ mobileを無料で利用できます。Wi-Fiを利用すれば、契約しているデータ容量を使わずに通信ができます。
外出中などは、できるだけWi-Fiのある環境でスマホを使えるといいでしょう。「Wi2 300」は空港、駅、レストラン等、日本全国に点在しています。
家電批評誌でベスト・オブ・ベストを受賞
「間違いだらけのスマホ運用」特集など、シビアな批評で知られる「家電批評」という雑誌があります。その2016年11月号「格安SIM最新辛口ランキング」中で格安SIMの「ベストバイ商品」に選ばれています。
また、2017年1月の「家電批評オブ・ザ・イヤー2016」では、UQ mobileがベスト・オブ・ベストを受賞しました。やはり、通信速度の速さが高い評価を受けた結果です。
まとめ
UQ mobileは通信品質の優れた格安SIMです。通信速度の速さは折り紙付きで、様々なランキングで評価されています。通信の安定性についても好評で、回線が混み合う時間帯でも比較的安心して使えると歓迎されています。
auのネットワークを利用する格安SIMなので、auのスマホで格安SIMを使いたい方におすすめです。また、格安SIMでは唯一、キャリアメールを取得できます。有料サービスですが、ガラケーの相手とメールをする場合に便利です。
高速通信と低速通信の切り替えをアプリで行うことができます。低速通信の「節約モード」では通信量が無制限になるので、SNSやWebサイトの閲覧など、軽い使い方の時には節約モードでも良いでしょう。Wi-Fiの無料サービスもあるので、合わせ技で節約ができますね。
格安SIMを使いたいけれど通信速度の遅さに不安があるという方、いつでもストレスなくスマホを使いたいという方に向いている格安SIMと言えるでしょう。