わかりやすい格安SIM入門

子どもがいる家庭むけの格安SIMまとめ

2020/4/28

子どもがいる家庭むけの格安SIMまとめ

子どものためのスマホ、どれを選びましょうか。docomoやau、SoftBankなどの大手キャリアで新しくスマホを契約するのは、けっこう痛い出費です。格安SIMで見つけられたら安上がりなのですが…。子どもに持たせたい格安SIMなら何があるかをまとめました。

小学生~中学生の子どもに持たせるなら

いわゆるキッズホンのような、子ども専用のタイプというのは格安SIMでは見当たりません。すべて「大人も子どもも使える」サービスです。その基本のプランに加えて、「子ども向けのサービスが充実している格安SIM」がいくつかあります。

子ども向けのサービスが充実している格安SIM

子ども向けのサービスが充実している格安SIM

小学生から中学生の子どもがスマホを持つ場合、一番気になる点は安全性ですね。たとえば、こんな心配があります。

  • 有害サイト、悪質サイトにアクセスしないか
  • LINEやTwitter、InstagramなどのSNS漬けにならないか
  • ネットいじめが心配
  • 長時間使用して依存症になったら困る
  • ネットを使いすぎて支払いが高くなったら大変
  • スマホをすぐ壊してしまいそう
  • ゲームばかりやるんじゃないか、課金するんじゃないか
  • 親がスマホに詳しくないから不安

…気がかりなことはたくさんあるでしょう。その声に応える、子どもの使用を想定したサービスをチェックしてみました。

TONE

子どもが持つことを想定した「親子向け」のサービス

格安SIMで初の「全国子ども会連合会」推奨商品に認定されたTONE。「家族のスマホ」のTONE、とファミリー向けの雑誌に大きな広告が載っています。子どもが利用することを想定したきめ細やかなサービスには目を見張ります。

お母さんがスマホに手馴れていなくても大丈夫!という、暖かい目線でのサポートもあります。

TONEの見守り機能

内容
Webフィルタリング インターネットを安心して使えるフィルタリング機能
アプリ利用時間制限 スマホの使用時間を保護者が制限できます。
たとえば「1日3時間だけ」「7時から9時まで」「平日は使わない」など詳細な設定が可能
アプリインストールのリクエスト 新しくアプリが欲しい時は、まずは保護者にリクエスト。承認を得たらインストールできます。
使って欲しいアプリの指定も可能
有害サイトフィルタリング 子どもの年齢に合わせたフィルタリング機能を設定
小学生・中学生・高校生で制限が異なる設定が可能
エアノック メールやLINEをチェックしてくれないような時、保護者が専用アプリ内でスマホの画面をノックすると、子どものスマホでもコンコンとノック音が鳴ります。
ノック1回で「連絡して」などと決めておくと便利に使えます。
5回のノックでマナーモードが解除され、音が鳴るようになっています。(緊急連絡モード)
家族専用伝言 どんな使い方をしていても、強制的に伝言が表示される機能。未読・既読無視対策に。
歩きスマホ防止 歩きスマホを検知して通知を送る機能
家族間通話無料 TONE同士であれば、通話は無料
位置情報確認 居場所確認ができます。指定した位置への出入りを確認することも可能

ユニークな子ども用のサービスがそろっているTONE。届いたらすぐに子どもに渡しても安心です。

サポート体制も万全

無料で電話サポートやスマホ教室も開催しています。保護者がスマホの機能やSNSの詳細に詳しくなくても、相談する相手がいるというのは心強いでしょう。

スマホが壊れたり、なくしてしまったりした場合の保証サービス、「安心オプション」も月額500円でプラスすることができます。

データ通信使い放題で月額1,000円

基本料金は、データ通信量使い放題で月額1,000円。これなら、子どものスマホが1台増えてもあまり負担にはなりません。

通信速度が遅いのがデメリット

データ通信量は無制限で使えるかわりに、TONEの通信速度は速い方ではありません。(最大通信速度:500~600kbps)動画などの閲覧は快適とは言い難いでしょう。ただ、スマホでの動画視聴やオンラインゲームプレイが難しいのは、子どもの教育上でメリットとも言えます。この辺り、よく考えられていますね。

高速データ通信をオプションで購入する「⾼速チケットオプション」もあるので、フレキシブルに利用することができます。

TONE

mineo

無料で申し込めて、セキュリティーもフィルタリングもおまかせできる「ジュニアパック」があるmineo。このジュニアパックで、mineoも全国子ども会連合会推奨商品の認定を受けました。

mineo「ジュニアパック」月額料金200円のオプションサービス

セキュリティー対策アプリ、フィルタリングアプリに加え、学習アプリなど11個がパックになったオプションサービスです。パックのアプリは使い放題。ただし、iOSでは利用できないので注意しましょう。

ジュニアパックのアプリについては、後でくわしくご紹介します。

「安心フィルタリング」月額料金350円のオプションサービス

危険なサイト、アプリへのアクセスを制限したり、利用状況の確認などができるサービスです。出会い系サイトなどによる犯罪や有料サイトからの高額請求などから子どもを守ることができます。

iOSでも使えるので、iPhoneを子どもが使う場合はこちらのフィルタリングを利用することになります。

「パケットギフト」無料で繰り越したデータ容量を家族で分けあえる

マイページから申し込めば、最大5回線までデータ容量の繰越分をグループでシェアできます。家族で契約していたなら利用したいサービスです。無料で使うことができます。

「家族割引」月額料金が50円引きに

家族で契約した場合、各回線の月額基本料金から50円が割引されます。同じ住所の家族だけでなく、離れて暮らす家族や姓が異なる家族でも割引されます。最大5回線まで、三親等までの利用が可能です。家から離れた大学生や、おじいちゃんおばあちゃんとも家族割が使えるなんて、喜んでもらえそうですね。

mineo

イオンモバイル

イオンモバイル 「子どもパック」月額料金150円のオプションサービス

イオンモバイルも、「子どもパック」が利用できる格安SIMです。「子どもパック」はmineoの「ジュニアパック」と内容は同じです。(ソースネクストという会社の出している同じサービス)
11種類の子ども向けアプリが使い放題、料金はこちらが50円お安くなります。

アプリの内容を以下にまとめました。こちらも、iOSでは利用できないので気をつけてください。

mineo「ジュニアパック」とイオンモバイル「子どもパック」のアプリ一覧

ジャンル アプリ 機能・サービス
セキュリティー スマモリ 有害サイトやアプリをブロック
スマホの使用時間の制限
現在位置確認機能
歩きスマホを検知して警告表示
Webサイト閲覧履歴の確認
電子決済のブロック機能
各アプリの利用回数、利用時間確認
スマートフォンセキュリティ ウイルス対策アプリ。紛失・盗難対策にも便利
Filii SNSなどネットでのいじめ、出会い系、犯罪などの危険から子どもを守るアプリ。
スマホ利用データなどを分析し、危険なワードを検知。ネット上の危険にさらされている可能性を教えてくれる
知育 えいご上手 音声で聞くだけ英語学習アプリ。
倍速トレーニングで英語の聞き取り力UP
スマートステラ 日時や場所を指定して、美しく正確な星空を表示する天文シミュレーションアプリ
辞書 ジーニアス英和辞典MX第2版 (大修館書店) 「ジーニアス」の英和辞典アプリ
ジーニアス和英辞典MX第2版 (大修館書店) 「ジーニアス」の和英辞典アプリ
明鏡国語辞典MX第二版 (大修館書店) 国語辞典アプリ
ツール 超便利ツールズ ライト、鏡、金属探知機など、あると便利なツールが26種類入ったアプリ
超ブルーライト削減 ブルーライトを削減し、目の疲れを軽くしてくれるアプリ
ゲーム TAP10 パネルを足して10にしよう。
遊ぶだけで頭の体操になるゲームアプリ

イオンモバイル

まとめ

格安SIMには大手キャリアのような子ども専用のプランはありません。しかし、基本のプランに子ども向けのサービスをプラスすることで、キャリアのキッズスマホに劣らない子ども用スマホになります。

家族のスマホというコンセプトを打ち出したTONEは、家族用のスマホに特化したサービスが満載。至れり尽くせりの親子向けサービスが特徴です。

mineoとイオンモバイルは、同じ内容の子ども向けアプリサービスを導入しています。セキュリティーをしっかりサポートする一方、知育・辞書などのアプリも使い放題です。mineoは家族割やパケットシェアなどのサービスも便利に使えます。

格安SIMの月額料金は大手キャリアよりずっと低価格。そこに、月額数百円のオプション料金を足すだけで子ども仕様のスマホになるのは、手頃で便利です。子どもも親も安心してスマホを使えるように、じっくり吟味して選んでいきたいですね。

TONE
mineo
イオンモバイル

 

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