わかりやすい格安SIM入門

クレジットカードじゃなくても支払い可能な格安SIMまとめ

2020/5/19

クレジットカードじゃなくても支払い可能な格安SIMまとめ

格安SIMを申し込む場合、ほとんどが「支払いはクレジットカード限定」となっていることをご存知ですか。でも、クレジットカードを持たない方や、ネットでクレジットカードを使うことに抵抗がある方は少なくありません。

数は多くはありませんが、クレジットカードがなくても申し込める格安SIMもあります。口座振替での申し込みを受け付けている格安SIM、デビットカードに対応している格安SIMについてご紹介しましょう。

クレジットカード以外での支払い方法には何がある?

クレジットカードを使わない支払い方法には何があるのでしょうか。格安SIMでは、以下の3つの方法が使えます。

  • 口座振替
  • デビットカード
  • LINE Pay カード(LINE Pay カードを利用することで実質的に口座振替が可能)

口座振替申し込みに対応している格安SIM

口座振替は、銀行口座から料金を引き落とします。docomo、au、SoftBankなどの大手キャリアと同じ支払い方法ですね。銀行口座さえあればクレジットカードなどが不要なわけですから、とても簡単です。ただし、格安SIMによっては口座振替手数料が毎月かかることに注意しましょう。

口座振替(銀行引き落とし)に対応している主な格安SIM

デビットカード申し込みが可能な格安SIM

デビットカードは、VisaデビットカードやJCBデビットカードなど、クレジットカードと同じように加盟店で決済ができるキャッシュカードです。

「後払い」のクレジットカードに対して、デビットカード(Visaデビット、JCBなど)は、「即時払い」です。支払いに使うと、その瞬間に自動的に代金が口座から引き落とされます。利用限度額は銀行口座残高なので使いすぎることはありません。審査なしで作れることが多く、15歳・16歳から作ることのできるカードです。

ただし、格安SIMの公式サイトに利用できるデビットカードが明記されていないことが多いのが欠点です。できればクレジットカードを利用してほしい、というニュアンスが感じられます。手持ちのデビットカードが使えるかどうかは、問い合わせて確認した方が良さそうです。

デビットカード支払いに対応している格安SIM

口座振替 口座振替
手続き方法
口座振替手数料 口座振替の
注意点
デビットカード利用
楽天モバイル OK Web 100円 特になし OK
OCNモバイルONE OK 電話申し込み・郵送 無料 OCNカスタマーズフロントに電話連絡後、郵送にて手続き OK
UQ mobile OK Web 無料 特になし
LINEモバイル 実質OK(LINE Payカード経由で実質可能) Web
クレジットカードとして、LINE Payカードを登録する
無料 LINE Payカードを利用する
BIGLOBEモバイル OK Web 200円 データSIMのみ対応
固定回線契約者は振替手数料は無料
mineo eo光ネット契約者のみOK Web 無料 eo光ネット契約者のみ可能 OK
NifMo OK

楽天モバイル…口座振替、デビットカードが使える

楽天モバイル2020年4月8日より楽天回線を用いた携帯キャリアサービスを本格開始しました。それに伴い、ドコモ回線・au回線を用いたサービスの新規受付は終了しています。

すべてのプランで口座振替・デビットカードに対応

楽天モバイルでは、すべてのプランが口座振替に対応しています。手続きもWebからで簡単。郵送でのやりとりがないため、開通まではたいへんスピーディー。「楽天モバイル」をWebで申し込む途中で表示される「お支払い方法の選択」から口座振替を選択すればOKです。

毎月100円の口座振替手数料がデメリット

デメリットもあります。口座振替を選択すると毎月100円の口座振替手数料がかかります。また、口座振替の場合、スマホ端末やアクセサリーの購入代金は、代金引換か楽天スーパーポイントで支払うことになるので注意しましょう。

ちなみに楽天モバイルでは、すべてのプランでデビットカードの使用も可能です。利用できるデビットカードは、「楽天銀行デビットカード」もしくは「スルガ銀行デビットカード」。口座振替と異なり、支払い手数料が発生しません。また、スマホ端末代金の一括払いもできます。

楽天モバイル

OCN モバイル ONE …口座振替、デビットカードが使える

OCN モバイル ONEは、NTTコミュニケーションズが運営している格安SIMです。

Web申し込みができないのがデメリット

OCN モバイル ONEでは、口座振替の申し込みは問い合わせ窓口への連絡が必要です。口座振替については、電話申し込みのみ。電話連絡の後に口座振替申込書類を郵送してもらい、記入して送り返すという手順を踏まないといけません。開通までに時間がかかるのが難点です。ただし、口座振替時の手数料は不要です。

デビットカード(Visa、JCB)でも申し込み可能です。ただし、公式サイトには記載されていません。デビットカードであれば、使えるまでにかかる時間もそれほどかかりません。クレジットカードと同様に、すぐにSIMカードが届きます。

OCN モバイル ONE

UQ mobile…口座振替ができる

UQ mobileは格安SIMの中でも通信速度の速さに定評のある格安SIMです。KDDIグループであるUQコミュニケーションズ株式会社が運営しており、CMで知名度もぐんとUPしています。auのサブブランドという位置付けであり、人気の高い格安SIMです。

Web申し込みができ、手数料も無料

UQ mobileは、Webで簡単に口座振替手続きが行えます。口座振替依頼書の記入、捺印、送付等もいりません。申し込む時にはWebの「お申し込み情報の入力」欄の一番下、「お支払い方法」で口座振替をチェックすればOK。手続き翌月から口座振替での支払いが可能になります。

また、契約手続き完了後でも、MyUQでの「お支払方法変更」で口座振替手続きが可能です。口座振替手数料もかかりません。

なお、デビットカードへの対応はできません、と公式サイトに明記されています。

UQ mobile

LINEモバイル…LINE Payカードで口座振替が可能

LINEモバイルは、メッセージアプリ「LINE」を提供しているLINE株式会社の格安SIMです。

LINEモバイルの支払い方法は、クレジットカード、LINE Pay、LINE Payカードの3種類。この中でLINE Payカードは、口座振替でお金をチャージし、支払いにあてることができます。クレジットカードはいりません。LINE Payカードを利用すれば、実質的に口座振替で支払えるということです。

では、LINE Payカードはどういうカードでしょうか。これは、運営元のLINEが提供する先払い(プリペイド)式のカード。JCBブランドのカードです。LINEユーザーなら、審査不要で未成年者でも持つことができる電子マネーカードです。

LINEモバイルをクレジットカードなしで申し込む手順

  1. LINE Pay カードを作る
  2. チャージ方法を設定する
  3. クレジットカードとして、LINE Pay カードを登録する

1.LINE Pay カードを作る

クレジットカードなしで申し込むには、まずLINE Pay カードを作ることが必要です。LINE Pay カードはファミリーマート、ローソン、ミニストップ、スリーエフ等のコンビニで購入できます。LINEアプリで申し込むこともできますが、その場合は届くまで1~2週間かかります。

2.チャージ方法を設定する

LINE Pay カードの利用手続きをし、チャージ方法を決めます。銀行口座・コンビニ・チャージ専用口座・Pay-easy・オートチャージのいずれかから選べますが、口座振替のように利用するにはオートチャージにしましょう。銀行口座から自動入金されます。

3.クレジットカードとして、LINE Pay カードを登録する

そのLINE Pay カードをクレジットカードとしてLINEモバイルに登録します。支払い方法の項目で、「クレジットカード/LINE Payカード」を選びましょう。

プリペイド式なので使いすぎを防げる

LINEアプリ登録ユーザーであれば、未成年でも18歳以上なら申し込みができるというメリットがあります。また、プリペイド式なので、入金されている金額分までしか使えません。クレジットカードとは違い、使い過ぎを防ぐことができます。

残高が足りないとスマホが使えなくなることも

ただし、残高不足が続くとLINEモバイルが利用停止になってしまう可能性も。残高には気をつけないといけません。常に前払いを続けなくてはならないというプレッシャーもあります。たいてい余分にチャージしておくことになるので、余裕がないときは心配ですね。

ちなみにLINE Payという支払い方法もあります。こちらは、アカウントにクレジットカードを登録しておく必要があります。LINE Pay カードとは違ってクレジットカード不要の支払い方法というわけではありません。似たような名前なので混乱しそうですが、注意してください。

LINEモバイル

BIGLOBEモバイル…データ通信専用SIMだけ口座振替が可能

BIGLOBEモバイルは、大手プロバイダのBIGLOBEが提供する格安SIMサービスです。

口座振替手数料は毎月200円

BIGLOBEモバイルは、Webから簡単に口座振替(銀行引き落とし)の申し込みができます。ただし、口座振替で申し込めるのは、データ通信専用SIMのみ。音声通話SIMの新規申し込みは、クレジットカードしか受け付けていません。口座振替の場合は、毎月200円(税別)の口座振替手数料がかかります。

なお、音声通話SIMを口座振替にしたい場合、一度データSIMを口座振替で申し込み、それから契約変更するという裏技もあります。BIGLOBE公認の手段です。ただし、データSIM専用から音声通話SIMへ変更するには、手数料3000円必要。なかなか実行しにくいですね。

なお、デビットカードでは支払いができません。

BIGLOBEモバイル

mineo…eo光ネット利用中であれば口座振替OK

mineo(マイネオ)は、株式会社ケイ・オプティコムが運営する格安SIMサービスです。

mineoでは、eo光ネットを利用中の方で、預金口座振替の支払い方法を選択している場合は、格安SIMでも同様に口座振替を継続できます。これは、ちょっと特別な条件ですね。

デビットカードでも支払い可能

デビットカードはどうでしょうか。mineoの公式サイトには、「デビットカード、プリペイドカードはご登録いただけない場合がございます」という記載があります。実はmineoはクレジットカード以外にデビットカードでも支払いができるのですが、詳しくは書かれていません。月額料金の支払いに対応しているデビットカードなら問題なく使えるようです。

申し込み方法は、クレジットカードと同じ。申し込みページで、クレジットカード情報の欄にデビットカード情報を入力します。

mineo

NifMo…デビットカードでの支払いが可能

NifMo(ニフモ)は、インターネットプロバイダのニフティが運営している格安SIMです。

NifMoの公式サイトでも、mineoと同様に「デビットカード、海外発行のクレジットカードにつきましては、ご登録いただけない場合があります」と記載されています。消極的な書き方で心配になりますが、こちらも月額料金の支払いに対応しているデビットカードであれば対応しているようです。

デビットカードでの申し込み方法は、申し込みページに記入すればOKです。プランやオプションなどを選択し、申し込み者情報を入力する際、支払い方法の入力欄にデビットカード情報を記入します。

デビットカードでは基本料金だけでなくスマホ端末代金の支払いもできます。ただし一括払いとなるので、残高不足には注意してください。

NifMo

まとめ

クレジットカードがなくても使える格安SIMを探している方も多かったのではないでしょうか。口座振替ができるところが少しずつ増えてきているのは朗報ですね。しかし、手数料が毎月必要だったり、手続きに時間と手間がかかったりするデメリットもあります。トータルで見て、使いやすい格安SIMを選べるとベターです。

また、デビットカードの利用については、あまり推奨していない格安SIMが多いようです。心配になるようでしたら、申し込みの際に、一度サポート窓口に確認を取ってみることをおすすめします。

楽天モバイル
OCN モバイル ONE
UQ mobile
LINEモバイル
BIGLOBEモバイル
mineo
NifMo

 

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