わかりやすい格安SIM入門

MVNOとは? – どこよりも分かりやすく解説!

2019/6/7

MVNOとは?

格安SIMの会社を「MVNO」と呼びます。スマホや携帯電話のための通信回線設備を開設・運用することなく、他社の設備を借りて通信サービスを行う事業者を指します。

格安SIMサービスを行う事業者が「MVNO」

MVNOとは格安SIMの事業者を指しますが、格安SIM=MVNOという意味で使われることも多いです。文章で「MVNO」と出てきたら、「格安SIM」と読みかえてもそれほど違いはありません。

MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略称です。訳すと「仮想移動体通信事業者」。仮想の携帯電話会社、ということです。

MVNOはキャリア(docomo、au、softbankなど)の持っている通信回線を借りて通信サービスを行っています。自前の通信設備を持っていないから、仮想(バーチャル)なのです。ちなみにdocomo、au、softbankは「MNO」と呼ばれます。仮想でないので「V」が抜けています。

MVNOとMVO

MVNO(格安SIM) MNO(キャリア)
通信設備を持たない通信設備をキャリアから借りてサービスを提供 通信設備を持つ保有している通信設備を使って
サービスを提供

MVNOは、キャリアにレンタル料(接続料)を支払うことで通信サービスを提供します。

MVNOが安い理由

MVNOは、設備投資費や開発費をかけなくても通信サービスを販売できます。多くの会社は店舗運営費も人件費も広告費も抑えているので、その分の費用はいりません。だから安いプランを提供できるのです。

徹底してコストを下げるという戦略を選んできたMVNOですが、ここにきて各社個性が出てきている印象もあります。たとえば、「ブランドを知ってもらうために広告を出す」「ショップを出す」などです。新しい利用者を増やすことで、かかったコストを補うことができます。
  

MVNOは現在約900社もある

大きな資本がなくても事業に参入しやすいので、MVNOはここ数年でたいへん増えています。ICT総研の「MVNO格安SIMの市場動向調査」によると、2018年7月時点での格安SIMの会社(MVNO)は886社とのことです。

こんなにMVNOがあると、格安SIMを申し込むのもどの会社にしたらいいか迷ってしまいそうですが、実は名前が知られた会社はごく一部。約20社くらいです。

MVNOをバックアップしているのは総務省

大金を投入して作った通信設備を、なぜ大手キャリアはMVNOに貸してあげるのでしょう。利用者はMVNOに乗り換えるのですから、商売敵なのに。

実は、MVNOの事業は国(総務省)が後押しをしてきたという歴史があります。なぜなら、携帯電話市場は大手キャリア3社の寡占状態だったからです。3社のプランは横並びで、料金やサービス内容で激しく競うこともありませんでした。

これでは利用者にメリットが少ないと判断した総務省が、「大手キャリアは新しい携帯電話会社に通信回線を貸し出しなさい」「スマホも、どの会社でも使えるようにしなさい(SIMロック解除)」という政策を打ち出したのです。その結果、2018年時点で格安SIMの契約件数は1,000万件を突破しました。

MVNOのメリットとデメリット

MVNOと大手キャリアとのサービスの差を、メリット・デメリットに分けて説明します。

メリット デメリット
  • 料金が安い
  • 好きな機種・プラン・サービスを選べる
  • 2年縛りがない
  • 通信速度や安定性はキャリアより落ちる
  • サポート体制が手薄

料金が安い – MVNOのメリット

まずは鉄板、「安い」というメリットです。大手キャリアの平均的な月額料金が8,000円前後と言われていますが、格安SIMにすると2,000円くらいになります。

好きな機種・プラン・サービスを選べる – MVNOのメリット

SIMロック解除ができるスマホが多くなり、基本的に好きなスマホを使って格安SIMを使えるようになりました。(スマホに対応している電波を選ぶ必要はあります)

また、大手キャリアは通話定額サービスなどがお仕着せで含まれていますが、格安SIMはプランや機能を自由に選べます。自分に合った容量、通話サービスなどを選択して契約できます。
カスタマイズ性の高いMVNO – ヘヴィユーザー向けの格安SIM

2年縛りがない – MVNOのメリット

キャリアの「更新月」で悩まされた人もいるのではないでしょうか。契約に2年の縛りがあり、1~2カ月間の更新月に解約しないとそのまま自動更新になってしまいます。更新月以外の時期に解約すると、10,000円近い解約料を支払わなければなりません。

格安SIMにも「最低利用期間」という縛りがあることが多いのですが、おおむね1年程度です。ほとんどの場合、1年を過ぎればいつ解約しても解約料はかかりません。中には最低利用期間や解約料の設定がない格安SIMもあります。
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通信速度や安定性はキャリアより落ちる – MVNOのデメリット

大手キャリアに通信設備を借りてサービスを提供しているMVNO。利用できる通信回線の容量がキャリアよりも少ないため、時間帯によっては通信が安定しないことがあります。これは借りている通信回線の容量や利用者数によっても変わるため、MVNOごとに通信品質は異なります。
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サポート体制が手薄 – MVNOのデメリット

MVNOはいろいろなコストを削ってサービスを安くしています。その一つがサポート体制です。「ショップでスタッフと相談しながら契約をする」というようなサポートは、多くの場合期待しないほうがいいでしょう。大手キャリアでスマホを購入する場合と違い、基本的に自分で調べて選ぶ必要があります。
端末補償が充実している格安SIMまとめ

格安SIMはまだ新しい事業です。「以前はなかったSoftBank回線の音声プランが登場した」「かけ放題を多くのMVNOで提供するようになった」「口座振替で支払いができるMVNOが登場した」など、要望に応えて実現したサービスが数多くあります。今、物足りない点があっても明日には解決されるかもしれません。

Y!mobileは格安SIMではない?

最後に、人気ブランドであるY!mobileについて説明しましょう。他のMVNOと同様に安いY!mobileは、実はMVNOではありません。SoftBankが展開するブランドの1つです。

MVNOの定義に「自社で通信設備を持たない」ということがあります。運営会社であるSoftBankの通信設備を使ってサービスを行うY!mobileは、MNO(キャリア)です。SoftBankのサブブランド、低価格戦略のブランドとしての位置付けです。

auやdocomoにもサブブランドがあるのでしょうか。auには、UQ mobileというサブブランドがあります。auの子会社が運営しているサービスなので、通信設備を自社で持っているとは言えず、MVNOのカテゴリーに入ります。ただし、立ち位置としてはキャリアに近いです。

docomoにはNTT系の会社が運営するOCNモバイルONEがありますが、サブブランドと呼べるような密接な関係はありません。docomoは、サブブランド展開をする考えはないとのことです。

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